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白いタイル土間の可愛い平屋の家|熊本県山鹿市長坂

山鹿市長坂の家

僕がこの家に出っあったのは、2019年12月13日クリスマスの音楽が聞こえてくる冬の晴れた日でした。

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この小さな空き家を目にした時、このまま朽ちさせるのはいけない。可能であれば、リノベーションし新しい魅力をまとわせ、現役に戻って欲しい、そんな風に思いました。

この小さな空き家を紹介してくれたのは、山鹿市で不動産業を営まれている春木さん。この春木さんとの出会いは、ここから半年くらい遡った2019年5月30日、ご自身の会社で運営されている温泉施設の改修計画について、うちの事務所へ相談にこられたことでした。歴史ある温泉施設で規模も大きい。現地視察し、もう少しで契約というところまでいきましたが、残念ながら別の業者さんに決定となり、このお話は一旦お別れになっていました。

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その温泉施設のお話の際、相談にこられたお客様である春木さんに、僕の方からもRebornプロジェクトについてお伝えしていました。そのことを覚えてくれたようで、この長坂の家を紹介してくれたのです。

当時の建物外部は写真のように朽ちかけています。築45年空き家歴10年という、なかなかの強者。所有者は大阪在住で、熊本へ戻ってくる予定はないとのこと。ご実家だったようですが、管理できないので山鹿市の空き家バンクへ登録されていました。

Rebornについて、直接お会いして解説したかったのですが、ご高齢であったため移動は厳しいとのこと。春木さんにRebornの概略説明をお任せし、僕はRebornの契約書を準備。その契約書を所有者さまへ郵送し、電話にて内容の説明、そして契約となりました。オンラインの時代でしたが、固定電話での契約約款の読み上げもいい経験でした。

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長坂の家はフルリノベーションです。構造体(基礎・柱・梁・小屋組)だけを残し、他は全て解体、構造補強から断熱性能の向上はもちろん、仕上げ材やデザインも一新しています。写真は、内部の壁や天井まで解体が済んだところ。正面の外壁下地もこのあと撤去しました。

2020年6月に工事着工、長梅雨の影響で7月はほぼひと月工事ストップしたものの、12月はじめにリノベーション完了、そしてReborn第一号として販売開始したのです。

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作りつけのソファ、オリジナルの食卓テーブルもセットしています。リビングダイニングと他との部屋の区切りは、光を通す障子です。障子を閉じてしまうと、まったりとした時が流れる落ち着く空間になります。

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ソファーのファブリックは取り外しが可能で、表面を剥がせば洗濯もできます。汚れが気になったり、色を変えたいなと思ったら、注文することもできます。

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リビングに隣り合うフリースペース、左手がリビングですね。床材はスギの厚板で厚さが3cmもあります。柔らかな素材なので傷は付きやすいですが、その分気持ちいいです。傷は使っていくうちに気にならなくなり、それ以上に色艶がよくなって、愛着が湧くのは間違いないはずです。

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障子を閉めるとこんな感じです。このフリースペースも、右側の茶色い壁を境に手間に8帖、奥に6帖の空間があります。家族構成や使い方に合わせて、しっかり壁で仕切ることも可能です。もちろん、ロールブラインドなど簡易的に間仕切るのもいいでしょう。

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一番奥の部屋から玄関側を見ています。右側正面に二つの出入口があります。右側は畳2枚分の収納です、内覧についてくるチビッ子は必ずここで遊んでます。左の方は、トイレや浴室へ繋がる通路です。

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突き当たりの扉がトイレで、その手前右側に洗面脱衣室へ繋がる扉があります。この通路はクローゼットも兼ねていて、奥行きがあるので、姿見鏡でしっかり全身チェクできます。照明の位置もそれに合わせて作りました。

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カウンター手洗い付きのトイレです。カウンターは製材屋さんで眠っていたニレの木、赤身がかった優しい木目です。

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手洗いボールはマットで真っ白の陶器製。蛇口はシンプルなクロムメッキ。このボールはこの20数年の建築人生で、一番気に入ってずっと使っているものです。

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お風呂はユニットバスですが、真っ白でシンプルなものを選びました。ここにおくシャンプーや石鹸などの小物でおしゃれに仕上げてください。

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水回りからのアプローチもスムーズになっています。キッチン→洗濯室→クローゼット、洗濯物干すのは南側でも、北側でもどっちでも大丈夫。土地の広さが100坪オーバーなので、なんでもできます。

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この「白いタイル土間のある可愛い平屋の家」の特徴はなんといっても、広い土間空間と大型の玄関ドア。格子状の網戸は防犯や防災を兼ねつつ、夏前後の中間期には、気持ちいい風を室内に届けてくれます。幅1.8m×高さ1.8mほぼ畳2枚分の範囲が、すっぽりフルオープンしちゃいます。

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玄関脇にはキッチンへ繋がる室内勝手口があります。写真のようにチラッと見えるくらいにオープンにするのもいいし、お気に入りのタペストリーなどでスクリーンしてもいい。使い方はあなた次第の勝手口なのでした。

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玄関網戸は、室内からだとこの程度の透け具合。外からの視界は、横格子が優しくカットしてくれます。

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鍵もついているので、網戸のままで休んでいても安心です。網戸に鍵って珍しいと思いませんか。

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白いタイル土間に使っているタイルは、こんな小さな六角形。見てるだけで可愛くてたまらないデザインです。写真では、一面タイルのままですが、真っ白なので、ざっくりした絨毯とかポイントで敷いたら一気におしゃれ度アップ間違いなし。

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これまでの写真でお気付きかもしれませんが、この家の照明器具は基本的にこの壁についた裸電球(LED電球)だけです。天井にも基本的に照明はついていません。この家の室内がすっきり見えるのは、照明器具の使い方が大きく影響しています。天井高さも通常より20cmほど低く設定、それに合わせて建具の高さも1.8mになっています。天井はシンプルにすっきりさせた方が上品でいいです。ダウンライトを多用してある住宅が多いですが、あれは光のことを知らずに、ただただ、暗くならないようにとビビって数が増えた状態です。極限まで光源を減らせるデザイナーが一流だと思っています。

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既製品でない大工の手仕事、障子の鴨居が3方向からぶつかってます。リフォームなので、既存の柱を優先させたため少しだけズレてます。別に動作に問題はないけど、「ズレてるじゃないですか」って、こんなところも見て突っ込んで欲しい今日この頃なのです。

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土間にある窓と、玄関ドアには中空ポリカを使っています。普通はガラスのところですが、中空って言うくらいなので中間部分は空気層になってます。真空ではないので、べらぼうに断熱性能がいいわけではないですが、ガラスより熱伝導率は低いので、結露は起こりにくい。とにかく、見た目が可愛いので一度窓に使ってみたかった。玄関ドア、いつもはペアガラスで作ってましたがめちゃくちゃ重かったんです。今回はポリカにしたので、重さ1/3程度ですごく軽い。窓枠にもちょっと奥行きがあって、何にもおかなくてもいいし、お気に入りを飾ってもいい。

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キッチンの紹介がまだでした。キッチン本体はクリナップ のシステムキッチン、長さは2.4mでゆったり目のもの。吊り戸棚は完全オリジナルで、杉の集成材を組み上げチェッカーガラスで中をぼかしています。写真の女性は身長160cm、吊り戸棚の一番下の棚の高さは床から140cmなので、普段使いの食器は丸っとここに仕舞えます。あらためて食器棚なんて買う必要なし、ここでの暮らしは、冷蔵庫さえあればスタートできます。

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この壁の素材はラワンベニア、通常は下地として使われるもので、表面に出ていることは滅多にありません。でも、この木目が可愛いし、クリアオイルで塗ってあげると赤っぽく発色して美しくなります。時間が経つと、いい感じで艶が出るのもお気に入りの理由です。

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あかりは暮らしにとってすごく大事だと思っています。日本の住宅はいつからか、ただただ明るいだけの味気ないものになっちゃいました。業界側はクレームを恐れこれでもかというくらい照明をつけまくります。その上、間接照明と言って年に一度も使わない照明までついてきます。

必要なところに必要な明かりをさりげなく。

このCMのあかり方は大好きです。自宅であればこの程度の感じがいい、不足することあれば、そこにはフロアスタンドを持っていくでしょう。

さらに、建物の詳細やリノベ中の状況などは、こちらで見ることができます。さらにマニアックにみて見たい方はこちらよりどうぞ!

最後に、現地まで行かずとも、最新のテクノロジーでオンライン内覧が可能です。ごゆっくり隅々までご覧ください。↓の画像をクリックするとご覧いただけます。

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